日本代表 新ビッグ3とサブ組に大きな開き

  昨夜のキリンチャレンジカップキルギス戦を観る限り攻撃陣の「新ビッグ3」とサブ組との間には大きな差があると感じざるを得ない。

  早いうちに、山中亮輔原口元気による得点があったが、その後の追加点がなかなか奪えない。以前のもどかしい代表の試合ぶりに戻ってしまったようだった。

  後半20分ごろから、大迫と「新ビッグ3」の中島、南野、堂安を交代出場させると前への果敢な攻めが復活し、大迫、中島のゴールにつながった。昨日のゲームでは、無得点だったが、南野がキレキレの動きをしていたのが印象に残っている。

  大迫を含めた攻撃陣4人が常に出場できればいいが、怪我でこの布陣を組めなくなることに備え、もう少しレベルの高いサブ組を早いうちに作っておく必要がある。

 

  昨夜の先発組でワントップを任された杉本健勇は見掛け倒しでゴールの匂いを感じさせない。

  伊東純也は持っているスピードを活かしきれていない。

 北川航也は迫力に欠け、相手に怖さを感じさせられない。

  原口元気は中島に比べると突破力が弱い。    と見えた。

 

  さて、初招集、初スタメンでゴールした山中にメディアも注目しているようだが、あのゴール一発のみで、いわゆる“ラッキーパンチ”であったのでは。タッチライン沿いにスピードを活かし突破していくサイドバックの動きがほとんど見られなかった。長友も32才、次回W杯に果たして使えるか?を考えると、左サイドバックの発掘が急務といえる。まあ、今のところ山中しかいないか・・・、と思えるので、もう少し使って見極めることもありかなと思う。

 

  年明けのアジア杯では優勝が必達。アジアでチャンピオンにならずして、W杯での好成績は望めない。