昨日のパナマ戦のサッカー日本代表のこと
3対0は順調な結果であろうと思われた。
森安監督としてはまだ2試合目であったことと、新旧の融合度合いを見極めるという目標があって挑んだ結果なので、贅沢を言うと色々あろうが、及第点は上げられると思う。
そんな中、ボランチ青山敏弘(サンフレッチェ)のプレーが、私は大変気に入った。
前々からこの選手は良いプレーをするなと思って、気になっていた選手だ。何年か前のゲームで、センターラインの自陣内から“超々ロングシュート”を放ちゴールしたことがあった。日本代表の横パス、バックパス、「ここで打て!!」と叫んでもなかなか打たない消極的な戦法の中で、数少ない思い切ったプレーをする選手だと思っていた。にもかかわらず当時の代表監督はあまり評価しなかったのか、最終メンバーに入ることは少なかったので「なんで!」と思っていた。
その青山が、昨日は縦へのタイミングがいいパスを南野に出し、南野がゴールにつなげたパスプレーは見事であった。
それ以外にも何度となく良いパスを供給していたのは、ポテンシャルの高さをうかがわせた。
ロシア大会は出られずに残念であったが、フィジカル面で十分な維持管理をすれば、カタール大会でもまだまだ通用する、他のボランチ候補やキャプテン候補を退けられると思われる。是非に応援していきたい。
他に気づいたことは、伊東純也(レイソル)が良かったことか。スピードを活かした、そして思い切ったプレーには今後を期待させる。
スピードスターでは、ブンデスリーガ2部のサンクトパウリに所属する、宮市亮に期待していたが、大けがが続きとうとう消えかかってしまったのは残念である。
もう一人の若手でスピードを誇る浅野拓磨はメンタルが弱そうに見えるので、森安監督にはこのポジションをしばらく伊東純也に任せてもらいたい。
いずれにしてもまだ2試合目なので、当面はアジアカップに向け、しっかりとチームを作ってくれることを願っている