辺野古埋め立てに反対する芸能人の発言

  先にこのブログにも書いたイギリスのロックバンドクイーンのメインボーカリストの半生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」がゴールデングローブ賞の作品賞と主演男優賞を受賞した。日本での興行収入は100円を超え、国内外で大ヒットになっている。この映画では小生が大好きなギタリスト、ブライアン・メイもそっくりに創られておりなんと懐かしいことか。

 

  さてそのブライアン・メイだが、少し前の情報では沖縄辺野古の埋め立てに反対するホワイトハウス向けサイトに「緊急!緊急!」と呼びかけ、署名し、参加を促すよう投稿したとのこと。ちなみにクイーンは、日本で売れたことをキッカケとして世界へと繋がっていったと云えるほどの親日家であるので黙って見ていられなかったのだろう。

 

  この署名活動は、ハワイの作曲家が立ち上げ、日本のタレント、ローラが、「綺麗な海を守ろう」とのメッセージを発信し呼びかけ賛否両論を巻き起こした。案の定「芸能人はそんなことすべきではない」などとたかれてもいるらしい。

 

  欧米の芸能人は、レディー・ガガ、(そうそう「レディー・ガガ」の芸名はクイーンのヒット曲「レディオ ガガ」から摂ったものだが・・・)余計な話だったが、テイラー・スウィフトが去年の中間選挙時に民主党候補支持を表明したのは記憶に新しい。そのほかにも日ごろからブルース・スプリングスティーンなど積極的に政治的な発言をするアーティスト、俳優は多い。

  アメリカでは何もテレビでの活動に限らずライブで、俳優は映画で十分に活動の場を得られているからだろう。日本ではテレビで干されると活動の場を失うからか、なかなか難しい。

 

  辺野古問題は、簡単には答えがないものだ。普天間の危険性をどうするか、沖縄の基地をどうするかなど一般人にはなかなか判断がし難い問題である。だから安易に発言するのはおかしいと口封じするのはNetの持ついやな雰囲気を感じてしまう。

 

  ちなみに辺野古埋め立て反対の署名には坂本龍一も参加したとのこと。最近亡くなった女優の市原悦子は戦争の記憶を後世に語り継ぐことをライフワークとしており、安倍政権にも批判の目を向けていたとのことである。吉永小百合木内みどり原発反対などの政治ネタをテレビで披露して干されている芸人もいることはいるのだが。

  著名人が発信することには大きな意味があると思う。もっともっと色々な考えを発信してもらいたいものだ。

  逆にローラを批判している著名人には、高須クリニックの理事長の高須克也氏がいる。