サッカー日本代表に求める姿

 無趣味なオッサンだが、サッカーは昔から大好きで、日本代表の試合は必ず観戦している。若い人には分かるかな~っ、日本サッカーの隆盛期を一時期築いた杉山、釜本といった選手が現役時代の頃からだから、もう50年、サッカー大好き人間になっているのだ。その頃は海外の情報が少しずつではあるが入ってきた時代であり、西ドイツ(当時)のベッケンバウアーの活躍、イングランドマンチェスターユナイテッドなど、日本には無いサッカー文化に酔いしれたものだった。

 今から20数年前には待ちに待ったプロサッカーリーグ、Jリーグが発足し、サッカー文化が根付き始め、それに伴い日本代表の実力も徐々に上がって来たことに嬉しく思ってさらに応援するようになってきた。この50年間、自分なりに、その時代に沿って追ってきた代表の姿を考えてみると、初期のころは「個人技に長けた選手の出現」、徐々に選手のスキルが上がって来た頃には「パスを上手くつないで攻撃できるチーム力」といったところを求めるようになった。

 そして現時点では、スピード感がもっと前面に出て、フィジカルにも強く、攻撃的で見ている方をワクワクさせるようなイメージを求めている。10年以上も続いているのだが、なかなか・・・?。いまの代表の試合は、前に仕掛けない、横パス、バックパスを繰り返す、シュートを打つべき時に打たない、ディフェンスはズルズルと引き下がる一方。なんともまあスペクタクルに欠けるものか。

 今年のW杯で、ベルギーに攻められ、ゴールを奪われた時のような、トップスピードで攻め上がる姿がなかなか見ることができないでいる。とにかくイライラ感を抱えて観戦しているのを何とかしてもらいたいとの思いでいっぱいである。

 

 だが、ここにきて・・・。10月に行われた親善試合2試合の中では、わずかではあるが、兆しが見え始めたのではないか。ヨーロッパで出場機会を得られている、中島翔哉、堂安律、南野拓実らが代表に入ってきたことが大きな要因ではないかと思っている。彼らが所属するクラブは決してビッグクラブではないが、だからこそゲームにコンスタントに出場する機会が得られ、試合勘を持もてているのであろう。また、大柄でパワフルな外国選手と常に対峙しており、そのパワーにも負けないスキルを養うことができたのではないだろうか。

 今日は、南野拓実ヨーロッパリーグハットトリックを記録したとの嬉しいニュースが飛び込んできた。

 

 そんな訳で、一昨日発表された日本代表のメンバーは、結構いけるのではないだろうか?と思っている。そんな期待を持って、今月行われる親善試合を観てみよう。楽しみに。

 ただ、柴崎岳吉田麻也は外してもいいのではないかな・・・。所属クラブではほとんど試合に出ていないからな・・・?