ゴーン元会長逮捕に思う その後のその後

 カルロス・ゴーン容疑者が拘留されており、昨日、東京地裁で交流理由の説明があった。地裁からの説明らしいのだが、初公判さながらに容疑者は無罪を主張したとのこと。果たして今後の裁判の行方はいかに?と益々興味を持った。

 しかし、このような手続きがあること自体知らなかった。刑事訴訟の専門的な制度は一般人には分かりにくい。ましてや経済犯罪となると、人が殺されたというような、誰にでも目視できるような事件とは全く異なるものだ。

 

 今回の事件では、「司法取引」という日本ではあまり身近でない制度に始まった異例の事件である。しかも世界的に著名な人物を対象としたものであり、司法関係者も世界の目が相当に注がれるであろうことは十分に理解していたはずである。検察の覚悟も相当であった。

 テレビでも、元検察官で弁護士の見解が紹介されているが、その間に微妙に見解の差が出るほど難しい事案であるのだろう。

 

 本ブログにも以前書いたが、逮捕当初から想定されてはいたが、出るわ出るわ裏事情が。ルノーと日産の確執。ゴーン氏を退任させようとするニッサンの思惑等々。ルノーはフランスの国営企業なので国同士の対立になるのではないか懸念されるのだが果たして・・・?