自己責任論を語ってもなあ・・・?

 シリアの反武装組織に拘束されていた安田純平さんが、帰国後初めてメディアの前に姿を見せ、当時の模様を語っていた。想像を絶する体験を生々しく語っていたことには改めて驚かされた。

 何か月もの間、身動きが取れないような狭い部屋に押し込められ、物音をさせることも許されないような状況のようであった。

 このような状況では、普通の人間であれば気がおかしくなってしまうのが当然だと思うが、拘束されている中でも、彼は妻へ「ハラッチャアカン」、「ダンコ6446(ムシシロ)」や「ブジカエル」などのメッセージを暗号のような形で送っていたとのことや、記者会見でもこれだけの苦悩の日々を過ごしたとは思えないくらいに、冷静で理路整然と語ることができるとはメンタルがよほど強い人なのであろうと思わされた。

 スポーツの世界などでも、「あの選手はメンタルが強い、弱い」などと言われることが多いが、安田氏は次元が違うメンタルを持っているのであろう。

 とは思いつつ、PTSDの症状はしばらく経過した時点で発生することも多いと言われているので、しばらくの間はのんびりと過ごし、後にジャーナリストとしての目線で、一体現地では何が起こっていたのかなどその様子を世間に知らせてくれることを望む。

 彼の行動には「自己責任論」が話題の中心になっているようだが、この点はなかなか結論めいたものさえ出ないであろう。いろいろなコメンテーターがガンガン言ってもなあ・・・?本人が一番自己責任を感じているであろうから・・・。